学生のクレジットカード事情は?
私が初めてネット通販を利用したのは2002年。大学の論文を書いているときに、資料が大学の図書館になかったので購入した、3500円ほどの専門書でした。後にも先にも、これよりも高額な書籍を買った記憶はありません。
当時、ネット通販は徐々に広がりを見せていたものの、まだまだ「ネットでしか手に入らないものを買う」という存在でした。消耗品や食品をネットで購入するというのは、当時はまだまだ一般的ではない時代だったように思います。一方で、広く一般的になっていたのが「卒業旅行」。就職が決まったところで友達と海外旅行、という話は、当時でも友人や先輩から耳にしました。もっとも、お金もなければ卒業決定もギリギリで就職も決まらなかった私にとっての卒業旅行は、東京への面接旅行でしたが…。
「ネット通販」と「海外旅行」―。この2つは、学生がクレジットカードを持つきっかけとなる2大事由です。そして、この2つに共通しているのは、「決済に必要だから…」「現地での支払いに必要だから…」と、必要に駆られて申し込みに至るケースが多いということ。銀行や近所の量販店においてあった申込書をとりあえず持ち帰り申し込む、というケースが多いようです。
しかし、クレジットカード選びはやっぱり最初の1枚が重要。特に「とりあえず必要」というだけで身近なお店のカードを最初に発行するのはお勧めしません。学生のときに発行した最初のカードは、将来的に長い履歴を持つカードになり、ゴールドカードへのステップアップ時に好材料になります。学生の時のカード選びこそ慎重に。
学生専用カードはなぜこんなにお得?
将来の優良カード会員となりうる学生を囲い込む目的で、カード会社が優待プランを提供しています。基本的に一般カードと同等かそれ以上のスペックで年会費は無料というのが通例。割り切って学生時代限りの特典を利用するもよし、将来使い続けることも考えて選ぶのもよしですが、ポイントや利用履歴(信用)を卒業後も継続できるのは大きなアドバンテージとなる事は頭の片隅に入れておくとよいでしょう。
自分を磨ける学生時代は、興味あることへ飛びこめる絶好の時間。そして初めて家族から離れて旅行をする機会も、おそらくはこの時期ではないでしょうか。チャレンジ精神旺盛でアクティブな学生時代を過ごすなら、航空系のクレジットカードがオススメ。
JALの学生専用カード『JALカード navi』は、ショッピングや搭乗でマイルが貯まるのはもちろん、留学時や語学検定の合格、入会・卒業時にもボーナスマイルが付与されます。また旅行時の傷害・疾病治療や賠償責任、救援者費用、携行品損害にも適用される保険まで付帯。
比べてみるとマイルの付与率は一般カードと同じ、付帯保険に関しては一般カードよりも対象項目が多く、スペック上では完全に一般カードを上回るのですが、一般カードは年会費に特典コース加入費も加えると年間6,300円かかるのに対し、JALカードnaviなら在学中は無料。
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